2012年7月3日火曜日

蛍を撮ろう(2)


 蛍の明るさ

照度センサー直下で 0.2Lux とか、0.006cd,0.002cdとか様々な情報が出てきた。

あと、20匹でロウソク一本と同じくらいって話もあるので、1/20cd=0.05cdってことに?
ちなみに月明かりの照度は0.01-0.2Luxで地面に反射した光度0.0006-0.127cd

つまるところ、月明かりの下の景色を写す感じでいいのか?
まぁ、月明かりって結構明るいので蛍の光を撮るだけならそんなに難しくはないだろう。
(月明かりの下での動画性能はまったくの未知数だな。。)


 蛍の発光間隔と速さ

飛行速度はどうやら秒速50cm(1.8km/h)ってのが一般的みたい。
ただし、西日本,九州系の蛍は活発で速いとの情報も。
発光速度は西日本は2秒間隔、東日本は4秒間隔。未確認ながら長野で3秒間隔との情報も。
元々蛍は2秒間隔で光るようなのですが、勢力拡大の過程で寒い場所にとどまった際に使用エネルギーを極力減らすため4秒間隔になったという話。
東日本のは活動が低下した蛍だとすれば全体的にゆっくりなのかも。

ここで、写真のことを考えると、光ってる点で写したい場合1/50で撮れば1cmしか動いてない。風景中で1cmなら点のように写ると思われる。
発光間隔が2-4sで50cm/sならSS4秒+なら 風景中に2m+の光の流れが映り込む。


 背景の明るさ

蛍が出てくるのは0.1Lux以下。曇りや新月の日が活発らしい。
月が無い時の明るさは0.0003Luxらしい。

この暗さを写さなければならないとは。。
景色も写し込むとなると、長時間露光は必須。
まぁ長時間露光の背景と蛍の光をコンポジットって言う手もあるんだろう。


 結論

なんか結局まともな数値は得られなかった。何にしても暗すぎる。。。
発光体が被写体ってのもわけ分からん要因。
結局どう設定すればいいのか。

ISOは出来る限り高感度に(ノイズが出ない程度)←要検証
F値は出来るだけ明るく。しかし、景色から蛍まで写したいとなると絞るしか無いんだろう。まぁ、お好みで。
SSはコンポジットせずに背景優先なら長時間露光になると思われ。
背景はコンポジットで、蛍の軌跡優先ならお好みの秒数で。

動画の場合はSSが1/1000-30しか出来ないので問題は背景が写らないこと。
出来るだけ粘って1/30の場合、背景が写るかもしれないし(多分無理)蛍の光は流れるような光の軌跡になる。
より高速SSにすると、軌跡が点線状になる。(背景は写らないだろう)


次回までの検証内容
月明かり無しで背景が写るSSとその際のノイズによる最適ISO(各カメラ)


参考
http://www.fukushima-nct.ac.jp/~sotsuron/filetank/F60713.pdf(なんか見れないときはこちら
http://oo.spokon.net/outline/2007/k07isizeki.pdf
http://www.geocities.jp/jtqsw192/DOC/memo/camera.htm

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