2012年1月7日土曜日

>エデュアルド アンリオHD.1 その4

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アンリオHD.1、第四回目です。





それでは複葉機模型の要である張り線張りの作業に入ります。


まず比較的簡単そうな尾翼の操縦索から進めていきましょう。

事前に塗装前に張り線が通る部分を見て、ドリルで穴を開けてあります。そこに黒く塗ったテグスの糸を通して張っていくという作業です。





機体後部はキットのままだと間違っているので、四角く穴を切り抜いたあと、真鍮線でそれらしく内部を組んであります。この真鍮線の軸にテグスを巻きつけて、尾翼を一周させて、また軸に巻きつけて接着するという方法です。








続いて翼に移ります。

今回は上翼埋め込み下翼貫通方式とヒートン法を試して見ます。


上翼にピンバイスで穴を開けたあと、そこにテグスを瞬間接着剤で埋め込みます。

親の敵のように埋め込みます。埋め込みます。埋め込みます。




植えます。

 植ーえーまーす。

 

 テグスがプルプル暴れて瞬間接着剤がそこら中についたりします。

テグスはセミグロスブラックで塗ってあります。油性マッキーで塗ってみたのですが、こすれると粉になって簡単に落ちてしまいます。

筆でなぞるように色を軽めに乗せていくかんじですが、この作業が意外と骨でした。

元から黒に着色されたテグスもあるとのことなので、そのうち折を見て釣具屋に行ってみようかと思います。



 植えました。


次に胴体の支持棒の位置をきっちりと合わせます。

上翼と位置を合わせながら調節します。


ついで取り付け忘れていたエッチングパーツもとりつけます。

黒いベルトっぽいのが機銃のパーツですが、盛大に向きを間違えて接着してしまいました。
瞬着ですので気づいたところで後のまつりです。

説明書ときちんと照らし合わせて作業すべし。ですね。


下の翼を貫通させるのは楽ですが、胴体にも8本分の張り線を張らなければなりません。貫通させても引っ張りようがないので、ヒートンを埋め込み、そこで固定します。
幸いこのキットのエッチングパーツにはヒートンがセットになっています(ありがたや!)ので、これを埋め込みましょう。

とはいえあまりテンションを掛けすぎるとヒートンがテグスごとスポンと引っこ抜けたりしてしまうので、ガッチリ固定する必要があるかと思います。



そして接着したら、テグスをそれぞれ下翼に開けた穴を潜らせてテンションを掛け、翼の角度がゆがまないように、慎重に接着していきます。

クリップを大量にぶら下げてるのですが、写真撮るの忘れてました。。。上のは固定し終わって短目に切ったところです。

このあと、このはみ出た糸を切り取り、目立たないように整形します。

脚部分の張り線は貫通させるわけにはいかないのと、比較的短いということもあり、0.2mmの真鍮線で行うことにしました。

長さあわせが大変ですが、穴を開けて糸を張るよりは楽かと思います。

というわけで、次回完結です。

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