アンリオHD.1、第四回目です。
それでは複葉機模型の要である張り線張りの作業に入ります。
まず比較的簡単そうな尾翼の操縦索から進めていきましょう。
事前に塗装前に張り線が通る部分を見て、ドリルで穴を開けてあります。そこに黒く塗ったテグスの糸を通して張っていくという作業です。
機体後部はキットのままだと間違っているので、四角く穴を切り抜いたあと、真鍮線でそれらしく内部を組んであります。この真鍮線の軸にテグスを巻きつけて、尾翼を一周させて、また軸に巻きつけて接着するという方法です。
続いて翼に移ります。
今回は上翼埋め込み下翼貫通方式とヒートン法を試して見ます。
上翼にピンバイスで穴を開けたあと、そこにテグスを瞬間接着剤で埋め込みます。
親の敵のように埋め込みます。埋め込みます。埋め込みます。
植えます。
テグスがプルプル暴れて瞬間接着剤がそこら中についたりします。
テグスはセミグロスブラックで塗ってあります。油性マッキーで塗ってみたのですが、こすれると粉になって簡単に落ちてしまいます。
筆でなぞるように色を軽めに乗せていくかんじですが、この作業が意外と骨でした。
元から黒に着色されたテグスもあるとのことなので、そのうち折を見て釣具屋に行ってみようかと思います。
植えました。
次に胴体の支持棒の位置をきっちりと合わせます。
上翼と位置を合わせながら調節します。
ついで取り付け忘れていたエッチングパーツもとりつけます。
黒いベルトっぽいのが機銃のパーツですが、盛大に向きを間違えて接着してしまいました。
瞬着ですので気づいたところで後のまつりです。
説明書ときちんと照らし合わせて作業すべし。ですね。
下の翼を貫通させるのは楽ですが、胴体にも8本分の張り線を張らなければなりません。貫通させても引っ張りようがないので、ヒートンを埋め込み、そこで固定します。
幸いこのキットのエッチングパーツにはヒートンがセットになっています(ありがたや!)ので、これを埋め込みましょう。
とはいえあまりテンションを掛けすぎるとヒートンがテグスごとスポンと引っこ抜けたりしてしまうので、ガッチリ固定する必要があるかと思います。
そして接着したら、テグスをそれぞれ下翼に開けた穴を潜らせてテンションを掛け、翼の角度がゆがまないように、慎重に接着していきます。
クリップを大量にぶら下げてるのですが、写真撮るの忘れてました。。。上のは固定し終わって短目に切ったところです。
このあと、このはみ出た糸を切り取り、目立たないように整形します。
脚部分の張り線は貫通させるわけにはいかないのと、比較的短いということもあり、0.2mmの真鍮線で行うことにしました。
長さあわせが大変ですが、穴を開けて糸を張るよりは楽かと思います。
というわけで、次回完結です。
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